堀田さんの自伝を読みました
中国新聞のこの記事を読んで、堀田シヅエさんの自伝を注文しました。
DVD付きですが、その内容は全部テキストに書き起こしてある親切設計。
広島の原爆の時、現役の看護婦さんだったということでそのあたりの状況を詳しく知れないかと読んでみましたら、「自伝」だけあってそこだけ偏っているわけでなく。
北支の病院で働いていた時のこと(戦死といっても下痢で死んで行く人が多かった、とか病院で下働きしていた中国人の女性は纏足されていたとか)原爆の直後から救護活動に当たっていたけれど16日頃に今の旦那さんが
「死んでいたら線香の一本でもあげてやろう。生きていたら嫁にもらおう」
との気持ちで迎えにきてくれた、とか。埼玉に引っ越した後、隣の医者の家でマッカーサーが食事をしたとか、興味深い話が多かったです。
肥田舜太郎先生との対談ページで、ああ…と思った部分。
「原爆症について診察するのはいいが、具体的に書いて保存したり研究したりするのは一切厳禁されていた。だからGHQに乗り込んでマッカーサーに会いに行った。しかしとても会ってくれない。
軍医の中で一番偉い軍医大佐っていうのが会ってくれて、言いたい事を色々言った。聞いてて最後に
『あなたは人間の正義を持っていて、敗戦国の将校として占領軍の高位将校に説教した。その勇気は大変なものだけど大間違いだ』
『本当は会う事すら許されないんだ。本当なら私の前で土下座してそれらしい扱いを受けても当たり前なんだ』
『あなたが今言った事は戦争でない平時、普段の平和の時ならば、全部正しい。だが、戦争は違うんだ。人間の命は殺されるものなんだ。これは最高の価値のあるものではない、パワーイズオールマイティー。パワーが全てだ』
そう言われ、この連中を帰さねば日本人の幸せはなんぼ努力をしても来ないと決心して、
唯一、アメリカを帰して独立をと綱領に書いてあった共産党に入った」
…人間を人間としてみてもらえない状況。
平和時の時の人権と戦争時の人権は異なるもので、それが戦争なんだな、と思わされました。
八月六日に着ていた服装とかも判断することができて、3作目に一歩前進です(`・ω・´)
この九月はその他の事にかかっていて、漫画に手をつけていませんがね!「アナ雪で英語の勉強」未だチャプター1ですが、声を聞きながら暗唱するのにアプリを各種試してみました。
「リピーティングプレーヤー」は使い辛い。「リスタノ」はスローで音が割れる。
スローに調整したあと、リピートかかると元に戻ってしまう仕様もちょっと( ´・ω・`)
結局、昔ながらのカセットテープレコーダーに落ち着いております…
これも、0.7倍速固定でなければ結構よかったんだけどなぁ。
しかしカセットテープが100均にしか売ってなかった。9月26日は広島東洋カープのドキュメント「鯉昇れ、焦土の空へ」を放送するみたいですね。期待。
プロジェクトXでも観ましたが、ないない尽くしの市民球団が生まれてから優勝するまでが胸熱でした。
26日は中国地方のみ放送だけれど、その後全国放送もある様子。
第一弾ってことで、二弾三弾はなんだろうなぁ。「戦艦大和のカレイライス」も楽しみ。
脚本がエウレカやハガレンの會川昇さんなんですが、脚本家コメントで明かされたやりとり
「——広島県呉市に帰ってきたものの、馴染めない女の子がですね」
「地元のカレーイベントで大和のカレーを再現しようとして」
「で、若い料理人に出会うんだけど……」
「その若者が大和からタイムスリップしてきたなんて話は無理ですかね?」
って凄い超展開っぽくて普通に面白そうですΣ(・ω・ノ)ノWeb拍手など感想ありがとうございました!
« 秋の活動いろいろ | トップページ | NHK「みんなの手話」で勉強中 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「The Doctor Who Fought the Atomic Bomb」kindleで発行(2020.10.31)
- ヒンディー語版「原爆に遭った少女の話」販売開始です(2019.04.24)
- 進捗&最近の話(2019.03.07)
- 最近の活動(2018.08.05)
- スカイリム熱少し治まる(2018.06.27)
コメント