「飛べ!ダコタ」観た感想など
『飛べ!ダコタ』が2/12に広島で上映会あるとチラシが置いてあり、あらすじに興味をひかれDVD借りて観ました。
終戦から半年後の冬、佐渡に不時着したイギリスの飛行機を、無事に送り出すまでの40日間の話。
ただのイイハナシだなーってドキュメンタリーで終わらず、脚色で入れられた「ビルマで亡くした子を待つ母親」「片足を怪我した元海軍青年」が戦争について掘り下げてくれており、終戦から半年というその時をリアルにしていたように思います。
と思ってたら、監督広島の人か。なるほど戦争の事に関して深いわけだ。
「イギリス人はみんなええ人なのに、なんで戦争なんか始めたんかね。鬼畜米英じゃいうてみな軍に騙されとったんじゃ」
「いや、戦争を始めたのはおらっちなんだ。誰かに騙された思うとったら、次の戦争は停められん」
「村長さんの言う事はよう分からん」
と、ちょっと考えてみようかな、と思わせるような会話(Wikiに全部ネタバレされているがいいのか…)
11月に放映された『戦艦大和のカレイライス』でも
「あの時代はみんな国に騙されてたの!間違った情報しか国民に与えられなかった!」
「みんな知ってた!例えラジオや新聞が伝えなくても、大和は沖縄には辿り着けないと知ってた!
おれたちは、そんな愚かじゃない…!」
といった会話で、まさに現代、情報操作されている様で実はみんな分かっていて、でもその流れを止める術がなかった歴史が繰り返されているようなそんな気付きがありました。
しかし、戦争や原爆ものって、わざわざ辛いものを見ようと思わない人が増えた昨今。
手を変え品を変えて、いかに見せるかが問われている気がします。
こういった「感動もの」の皮をかぶって実は戦争について掘り下げてあったり、
タイムスリップのSFに見せかけて、現代の考え方と当時の世相を交差させてみたりとか。
エンターテイメント性が増えていくのは仕方ないので、その中でしっかり伝える内容があればいいなぁ。
それにしても村人の各々の人間の描き方も良かった。
個性多種多様な生き様、性格付けや背景などみると、よくここまで人間を作り上げるなぁと尊敬レベルでした。
Amazonでポチった|ω・)ノ
最近のお買い物では「1歳から100歳の夢」を本屋でパラ見して衝動買いしてしまった。
なか見!検索で冒頭見れますが、そんな感じで100歳まで一才刻みで写真とメッセージが入ってます。
人に歴史有りといいますが、色々想像をかき立てられて面白いです。 kindle書籍の方、
「これまで35%のロイヤリティプランで3 MBを超える本を販売する場合、最小希望小売価格要件は200円でしたが、
99円まで引き下げることができるよう変更いたしました」
との知らせがあったので、早速99円にしてみました!
Amazon日本のみで、USD販売は下限$1.99のままだそうです…そっちも下がってくれたらなぁ。Web拍手有り難うございました。
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