まえだなおこさん著「帰らない夏」読了
新聞記事でみた「帰らない夏」を借りることができたので、早速読んでみました。
22日の新聞でも見れたー。この本読みに行きたい。30冊しか刊行してないて、場所が限られるなぁ pic.twitter.com/cHcyrHNSmO
— さすらいのカナブン (@sasurai_K1) 2017年5月23日
読む前は「作者の父親の被爆体験をメインに、周囲の家族の考え方をまとめているんだろうな〜」と思っていたら、アニメ映画作りがメインでした。予想外Σ(・ω・)
父親の被爆体験、それも悲惨な原爆投下後ではなく投下前の生活をアニメーションにしようとする試みに、家族で取り組む過程で、原爆前の広島の写真がなかなかみつからない。
フィールドワークで昔を探す中で見つかる発見、次の世代へ継承するにあたっての葛藤や考え、被爆者の思いと戦争を知らない世代の向き合い方など、500P超えの中に様々な要素を盛り込んであって、しかし破綻なくまとまっていてすごい漫画でした。これ学校図書に欲しいな〜
30冊しか作られず、広島県内の図書館などに寄贈されている本なので、県外の方が目にする機会がなさそうなのが残念です。フラッと訪れて読んで帰れるようなページ数ではないし。
と思ってたら、県外にも寄贈を広げていくそうで期待。
作中のアニメ作品「太陽をなくした日」はDVDでは出ていないらしく、こちらも機会があれば是非観たいです。
「原爆投下前」なんですよね。
そういえばだいぶ昔に祖母が招待された家政女学校を舞台にした劇も、ピカッとなるところで暗転して終わりで、それまでの日常を演じているものだったような気が。
その後は想像してください、てな仕様。
自分的には「被爆者の今の思いを伝えたい」から一周廻って「あの夏に亡くなった人の絶望や恨みも知ったうえでないと」的な考えになっており。
そのあたり発掘して伝えて行きたいなぁ、のんびりで。 ニュースで、毎月6日に原爆語り部を開催している「スワロウテイル」の人が大変だと知り驚いています。
被ばく体験を伝える、肺がんで余命2ヶ月のバーテンダーさんのニュースみてる。てかスワロウテイルの人…Σ(・ω・)
11年前から毎月、原爆語り部の会をやってた人、冨恵洋次郎さん。若いのに?ステージ4? pic.twitter.com/bWC9ru9184— さすらいのカナブン (@sasurai_K1) 2017年5月10日
被爆者が少なくなる今、若い世代が頑張ろうとしているのに。元気になって欲しいです。 広島電鉄の車庫は、結構気さくに見学させていただけていたのですが、一部の心無い鉄ファンが部品盗難とか車内無断立ち入りとかやらかしたらしく、無期限で見学停止になった様子です。悲しい。
普通に電車を眺めていたら「中入って見てく?」とか入れてくださっていた優しさを、踏みにじるなんて本当…。
11日の路面電車まつりは合法的に電車を間近に見られるチャンスですが、マナー守って楽しんでください(´・ω・) web拍手やメッセージありがとうございました |・ω・)
進捗?全然です。
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