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2019年6月

2019年6月20日 (木)

原爆と戦った軍医の話

🎧 「ヒロシマを生きた少女の話」の作画を一旦停止して、三作目のネームをコツコツやってました。
前半部分(100Pまで)はほぼいけてるので、作画進んでるところまでジャンプルーキーにアップしていきます。
後半は見直してみると構成にちょっと納得いかない部分がありもう少し練ってみます。
モノローグに頼らない漫画作り…うーん
後半が原爆の話としてはメインなんです、前半は火傷や外傷ですが、後半で急性原爆症や入市被爆やらがですね、差別や陰謀がですね!(略

「原爆と戦った軍医の話」で描きたいテーマは『きのこ雲の下で何が起き、皆は何をしていたか』です。

一応自伝を(承諾を得て)漫画にしているので、肥田舜太郎先生の自伝がメインなのですが、
『戸坂村史』『広島原爆戦災史』や戸坂に聞き取りに行って当時の方にお話を聞いたりして、周りの情報も確認取りつつ混ぜ込んだ内容にしています。
原子爆弾が落ちた時、市民はどのように動くのか。何故戦争になって、誰も止めることができなかったのか。
なにかきな臭くなってきた昨今、結構重要な、知るべきことだと思うのです。

今、体験を聞くことができる被爆者の方というのは、当時小学生など子供だったという方が多く、
なにがなんだかわからないまま原爆に遭ってしまったと語られる印象で、
そこからもう1段階踏み込んで、大人の目線の戦争と原爆を見てみたかった。かつ、医師なので原爆症の症状が詳しい。
__129 129ページ目。

近藤氏の言葉で
「戦争は天災とは違います。医学が進歩し伝染病を抑え込むことに成功したように、いつか戦争も研究が進み、予防し、発生を抑えることができる日がくるはずです」
というのが重要かなぁと。そこ115ページ目…作画が進んでいない…

🎀 前二
作の「少女」だと、若い世代の方に「読んでみようかな」というキャッチーさが少しはあったとおもうのですが、
今回28才の
男性で軍医が主人公で、どうやったら興味を持って読んでもらえるか、読み進めてもらえるかという部分で試行錯誤してまして。
(悩んでシナリオ講座で相談したら「面白くできないのは原作が面白くないからじゃ?」とか言われたりしたけどな!)
原作ありで時系列を崩さず、行動原理を筋を通して展開させていくのが(´・ω・)
ハッタリ効かせたり、演出で盛り上げたりして「読んで」もらえる工夫をしたかったのですが、やりすぎて嘘にしたら意味がないし。

客観的に分かりづらい箇所がないか気になるところ、「こうした方がいいよ」という具体的アドバイス絶賛募集中です!
漫画描きの方の赤も欲しいです。むしろ誰かに描いてもらいたいです。よろしくお願いします。



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