記憶のない原爆孤児
三月から取材していた瀬川泰司さんの話を漫画にしました。
「記憶のない原爆孤児」
原爆のことを伝えようとすると、若い世代には見れない画が出てきます。
結果読まれないのでは伝えようがない。しかも、昭和初期の価値観や生活様式は現代っ子にはピンとこないのではないか。
そんなことを考えていた時に出会った瀬川さんの話。
これなら原爆の記憶がないから悲惨なシーンはでてこない、親の愛というものは現在も通じるものだし、メインテーマに据えれば読んでもらえるのではないか…と思ったわけです。
仕上がってみたら原爆のことはあまり触れられなさすぎました(´・ω・)
でも、原爆によって、戦争によっておこる事を伝えることはできたと思います。
【自己反省点】
・当初モノローグ仕立てでネームを切っていたので、ダイジェスト感が否めない。
もっと長いページで、感情の機微を丁寧に見せたものが読みたかった(かもしれない)
・「親の愛情」をメインに据えたのだが、サブテーマの原爆部分がほぼ触れられていない。
冒頭の五日市戦災孤児育成所時代や比治山の収容所時代で仲間の被爆孤児に触れておくとか、
彼らの思いとかをしっかり描写しておいたら、ラストに繋げるフックが生まれたかと思う。
・読後、受け取るメッセージがはっきりしない。
・21Pを、上記を取り入れて31…45P〜に膨らませ、
明確に「原爆はいやだ」というメッセージが届く工夫をすればよかったかもしれない。
☎ 取材で様々な方にお世話になりました。ありがとうございます。
四作描いたら、そろそろ実績というか…取材のときに不審がられない名乗りに使えるでしょうか(´・ω・)
📺 国際放送IN DEPTHにて原爆漫画の紹介をしていただいております。
三作目の軍医の話のことも触れていただきました。ありがとうございます!
☕ コロナの第四波でお出かけ控えしていますが、エヴァンゲリオン観てきました。
「いよいよ決着がつくのか…」と、途中まで(宇宙から大気圏突入とか戦艦を爆弾みたいに使うあたり)楽しんで見てましたが、最後の方、イメージ映像心象風景多用されたのがちょっと残念でした。
空母で戦うシーンはめちゃくちゃ熱くて面白かったです。
💕 web拍手、メッセージありがとうございました!