8/10のNHKドラマ「一番電車が走った」見ました。
『被爆三日後の一番電車の運行と、家政女学校の解散まで』とは聞いていたのですが、ダブルヒロインに阿部寛さんということで「解散後の全線復旧がどんなプロジェクトXになるんだろう!」とワクテカしていたら、正しく解散まででした。
主役二人いると焦点ブレるだろうにどうするんだろう…プロだし大丈夫かなと見てたら、やっぱり少しブレてた気が。
でも、豊子役の黒島結菜さんが後半セリフがほとんどなく目線と動きだけで演じていて(すごい)、一方で松浦役の阿部寛さんは全部説明してくれるわけです。
この時豊子はどう考えていたんだろう?と色々想像しているところに、阿部寛の補助があって「ああ、こうかな?」と考えを導くことができました。これもアリかも。
焼き場に友達を運んで帰り、一緒に食べようと約束していた桃を一人かじるシーン。手からしたたり落ちる桃の汁が、涙のようで泣けた。
幸子さん役の清水くるみさんが避難する時に背中の傷が痛い痛いと泣く場面、泣きの演技がうまくてもらい泣きしたし、阿部寛は説得力がすごい。次女かわいい。
ラストは生きていることを体感する、希望を残す爽やかな終わりでした。
被爆の惨状ロケは主に瓦礫で、火災台風や大量の被爆者の群れを写すことはなく、幸子さんの背中にガラスを浴びた大怪我も血糊だけという悲惨なものは見れない世代にも優しい配慮。
友達が亡くなるのに髪が抜けることもなく(空襲でなく原爆なのになぁ…)と思っていたら、復旧作業中の広電社員の腕に原爆症特有の紫斑。
原爆モノとしてみるには少し物足りなかったですが、戦時中戦後の自分たちに起こり得ることを想像させるには良かったです。ハエや蛆虫って、NGなんですかねぇ…合成でもダメかな(´・ω・`)
きっと300人の女学生や大勢の被爆者や大火事ロケするには予算と時間が。
余計な思想を語ることなく。自分たちに出来ることをやる人々のドラマで「おばあちゃん頑張ったなぁ」と思いました。ありがとうございました。お盆に帰ったら感想聞いてみよう。
〜お盆に帰って感想聞いてみた。
「わしゃあんな所に行った覚えはないで」と何度も突っ込み(それはロケ場所だから…)「あの子(黒島結菜)と千田車庫で長く話したんじゃ」と自慢し「ドラマの後電話がいっぱいかかってきて長電話よ〜」と笑い。なんだかんだ喜んでいました。
お盆だから親戚がきて「あの軍曹とはどうなっとるんか、本当にキスしたんかいのー」と突っ込まれてましたが、もはや答えられるほど記憶が定かでない(´・ω・`)
脚本とDVDいただきましたワァイ
エンディングの沖ちづるさんの曲よかった。
twitter呟いていて幸子さんのお孫さんと繋がることもできました(・ω・)人(・ω・)ワアイ
他にも「出発進行は鉄道式、路面電車なら発車」て教えてもらったりとか。詳しい人いるなぁ。私も「出発します」って描いててヤバイ
他の方のブログ感想も読んでフムフム言ってる。
「一番電車が走った」(@月の光で澄み渡る)
『戦後70年 一番電車が走った』と『原爆に遭った少女の話』(@さめのくち)
次は9/4の「戦艦大和のカレイライス」ですね!でもこれ地上波初・中国地方限定なのです(´・ω・`)
全国放送してくださいめっちゃ良いから。
9/11全国放送の「赤レンガ」は基町アパート、かたりべさんに続く大橋監督のドラマで、「思い出のマーニー」歌った人が主演でライブもするらしい。おおお。
基町アパートといえば、船からしかみえない地蔵、というのが気になってます。
誰がいつそこに置いたのか。
Amzon欲しいものリストから「男たちの大和」プレゼントしてくださったT様、ありがとうございます…!大事に読ませていただきます!
Web拍手・メッセージありがとうございました。